Psychiatric Home-visit Nursing
精神科訪問看護とは

精神科訪問看護とは、精神疾患を持った利用者さんが、自立した在宅での生活を維持するための支援です。
訪問看護と聞くと高齢者や癌、重篤な疾患をお持ちの方の在宅看護を思い浮かべるかと思いますが、主治医からの訪問看護指示書とは異なり、精神科では精神科訪問看護指示書により訪問する精神科に特化した看護を指します。

The role of mental health care at home
在宅での精神看護の役割
「はる訪問看護ステーション」3つのケア
心身の状態の観察

在宅での精神科看護は、急性期を脱した自立支援の生活がメインとなります。生活のリズムを維持できるように一緒に考え、主治医からの服薬を継続していくこと、病状を悪化させずにコントロールできるようにしていく必要があります。

服薬管理

在宅では医療の継続が必須になります。主には服薬管理となりますが、飲み忘れなく過ごしていけるようにしていくことが必要です。精神症状の悪化により内服の自己中断や過剰な服薬をしてしまう方も少なくありません。安全に在宅生活を維持できるようにその方に合った服薬管理を行っていきます。

服薬管理
服薬管理
精神症状やそれに向き合った症状コントロール
精神症状やそれに向き合った症状コントロール

精神症状が安定していればいいかというとそうではありません。日常生活を送る上でストレスの感じ方、ストレス強度などをモニタリングしていく必要があります。
こうした対処法は一つではなく、ご本人に合った方法を見出すことで実用性や個別性が活かされていきます。ご本人の性格や傾向にあった対処法をあらかじめ一緒に考えていくことで、再入院を予防していく対応策をしていくことも訪問看護の役割です。

地域生活でのリハビリテーション活動
地域生活でのリハビリテーション活動

地域生活でのリハビリテーション活動もご本人のどんなことに困難を感じているのかをお話をしながら、ひとつひとつゆっくりと解決策を考えていく、そして、地域での生活が少しでも円滑に行えるようにし、QOLの維持向上を目指していくことが大事となります。入院生活から在宅での生活に移行していく上で、地域での生活は切り離すことはできません。世間ではデジタル化が進み、買い物一つにとっても難しく感じることも多くなっているように思います。

医療機関や地域との連携
医療機関や地域との連携

ご本人の病状に応じて、主治医や地域の担当保健師、相談支援専門員との情報共有も訪問看護師の役割の一つです。こまめに連絡を取り合うことで、ご本人をチームで支えていくことができるようになります。在宅でも医療を継続しているという意識を持つことは、ご本人や訪問看護師にとってとても重要なことです。

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